入試小論文の核心

小論文入試に臨む受験生のための小論文の書き方マニュアルを公開中です。入試にうかる小論文の書き方とは?

公正と正義に対する日本とヨーロッパの相違を考える視点

推薦入試指導マニア』です!

このページではそんな失敗しようがないベストな家庭学習の知らないと困る入試ニュースの合格マニュアルを随時お伝えしています。

それでは本日もよろしくお願いします。

実際の自分はどうなのか。歩いている自分、食べている自分、考えている自分・・・。はたまた自分にとっての歩く行為、自分にとっての道、自分にとっての食べる行為、自分にとっての食物、自分にとっての考える行為、自分にとってのその考え・・・。このように、無意識的な行為から自分をはがして少し離れたところから客観的に眺めてみることを「メタ」といいます。

客観的に視ることは重要ですが、「あなた」を知るための論述と、「何らかの真実」を究明するための論述とでは、このように『自分を引き離すか否か』という重大な違いがあるわけですね。

推薦入試といえば小論文と面接ですよね。頻出の小論文テーマを考えていきましょう。

このページではテーマ「公正と正義に対する日本とヨーロッパの相違」の書き方のコツをご紹介します。

問題点として、貿易不均衡の問題においては、日本の農家を保護するために、農作物の輸入を長年制限してきたという点で「自国のことしか考えていない」と言えるかもしれません。しかし、今日では農作物の輸入制限もかなりゆるくなっていますね。また、税収不足が危惧されている中でも開発途上国に多額の経済的援助を行っています。これらの日本の対応は、自国のことを考えての結果なのでしょうか。

日本が輸入制限を緩和し、他国を援助するに至る背景について分析を続けてみましょう。また、日本人が狭い枠組みの中での価値規範に基づいて世界を捉えているとありますが、日常は日本の価値規範に基づいて行動しても何ら問題が起こりませんね。では、どういう場面で日本の狭い枠組みでの価値規範に基づいて行動すると問題が生じるのでしょうか。また、どのような問題が生じるでしょう。日本人の狭い価値規範で世界を捉えることによって生じる問題を挙げ、その本質を探ってみましょう。これからの日本がどうあるべきか考察を深めましょう。「他国の権利を評価し、また尊重する」と考えるのであれば、具体的にどうすればよいでしょう。

日頃は一つの価値観しか認められない社会が、全く違う価値観をもつ他国の権利を尊重することは容易にできるかどうかも考慮した上で、日本は他国とどのように関わればよいかを考えてみてください。また、国家レベルでなく個人のレベルではいかがでしょうか。「自国の価値観だけにこだわるのではなく、より視野を広げるべきだ」とありますが、日本人の狭い視野を広げるための具体的な方法も考えてみてください。そうすることで、指摘した問題解決策について読み手により分かりやすく説明することができると思います。ここ数十年で「世界の中の日本」をとりまく状況も変わってきました。イラクをはじめ中東諸国などに対するアメリカの態度は「一方でひとりよがりだ」と非難の的になっていることも事実です。

では、なぜアメリカはそのような批判を受けるのでしょうか。日本が世界から非難される原因との相違点はどこにあるでしょうか。このように、欧米の問題点について詳しく分析することで「世界の中の日本」として他国とつき合っていくために、日本人や日本社会がどうあるべきか、また別の提案を追求することもできると思います。さまざまな視点から見つけ出した解決策を、あなたが納得できるまで検討してみましょう。そうすることで、より価値ある主張ができると思います。

推薦入試でよく出題される分野から書き始めましょう。頻出の分野といえば、「臓器移植」、「職業観」、「大人になる」、などは一度は論述しておきたい分野です。

今回書き綴ったた内容は推薦入試の入り口に到達した程度です。お話したい情報やニュースはまだまだ沢山ご用意しています。それではこれからも当サイト、どうぞよろしくお願いします。

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